圧縮収納に込めたこだわりと、その裏側

「服さえもっとコンパクトになれば、どれだけ移動が楽になるだろう」

キャリーケースやリュックの容量は限られています。

シャツやズボン、特に冬はパーカーや厚手の長袖などを数日分入れると、あっという間にスペースが埋まってしまう。

開発者自身、現地で服が足りないというのが嫌で、大体荷物が多くなり、こうした悩みがいつもついてきていました。

「この”衣類のかさばり問題”をどうにか解決したい」それが私たちが圧縮収納にこだわった一番の理由でした。

 

きっかけは「帰りの荷物問題」

出張や旅行の帰り道、必ずといっていいほど荷物は増えます。

お土産、資料、現地で買った衣類…。

それらを詰めようとしたときに、圧迫されてパンパンになったバッグを何度も経験しました。

「行きは余裕があったのに、帰りはチャックが閉まらない」

そんな不便をなくすには、衣類の体積そのものを小さくする仕組みが必要だと気づいたのです。

 

圧縮収納にも色々ある

調査していく中で「圧縮収納」にはいくつか種類があることがわかりました。

  • 荷物を入れてジッパーを閉めることで、圧縮するもの

  • 自身の体重をかけて圧縮するもの

  • 圧縮ポンプなどで吸って圧縮するもの

それぞれ良さ悪さがあるのですが、こだわったのは、『簡単に圧縮率が高いものがいい』という欲張りなものでした。

その結果、電源を繋いでワンプッシュボタンを押すことで圧縮される装置を内蔵し、旅先でも追加の圧縮ポンプなどを持ち歩かなくていいような設計にしました。

また、圧縮エリアも確実に真空になるようにテストを実施し、真空度の基準を満たすような検品を行なっています。

 

圧縮が旅を変える

  • Tシャツやシャツなら約半分に

  • 厚手のパーカーでも3分の2程度に

  • 「丸めて空気を抜く」だけで効率的に収納可能

荷物が減るとバッグに“余白”が生まれます。

特に行きより帰りの方が荷物が増えがちですが、お土産を安心して入れられるし、お土産の量も気にせず購入できます。

また、朝の時間がない時に荷物をそれっぽく放り込みさえすれば、荷物量を考えなくても圧縮でなんとかなります(笑)

こうした、細かなストレスを軽減してくれるという点が、精神的に良い部分だと思っています。

 

圧縮+拡張=安心感

ただ、圧縮機能だけでは限度があります。

どれだけ衣類を小さくしても、そもそも荷物が大きく増える場面は必ずあるはず。

だからこそ私たちは「拡張機能」との両立にこだわりました。

  • 普段はコンパクトに

  • 必要な時だけ容量を広げる

  • それでも見た目はスマート

この組み合わせがあるからこそ、旅や出張で「荷物の増減」に悩まされず、いつでも自由に動ける安心感が生まれます。

 

圧縮は“余裕”を生む

圧縮収納は、単に便利な機能ではありません。

それは、移動に余裕を生む仕組みです。

荷物が小さくなることで、行動の選択肢が広がり、気持ちにも余裕が生まれる。

そしてその余裕が、旅や出張をもっと楽しいものに変えてくれる。

私たちが圧縮収納にこだわったのは、「余白のある旅」を届けたかったからです。

次の出張や旅行で、ぜひ圧縮の力を試してみてください。

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